汝窯陶磁器の表面にひびが、、、実は、ひびではなく、「開片」という模様です!

汝窯(rǔ yáo)陶磁器は、素地の上に釉薬を施釉してから、高温で焼きます。窯出し後、外気との温度差で陶器の温度は急激に下がっていきます。そして熱膨張の反動で素地と釉薬が縮みます。基本的に釉薬の方が多く縮むため、釉薬の表面がひびのような状態になって固まります。このひび模様のことを、中国語では、「開片」(kāipiàn)と言います。日本語では、貫入と言います。割れる時のひびや傷とは異なりますので、ご安心ください。汝窯陶磁器の味わい、見どころと言えるでしょう。

使用前                   養杯後

お手入れ法
まず陶磁器を、一晩水に浸しておきます。そうすると、茶渋の色が乾ききった器のひび模様部分に入り込んで一気に染め上がる、という事を避けられます。
その後、半年くらいは使う前にさっとゆすいで濡らしてから使うと、模様が少しずつ染まって、ゆっくりといい感じの色に変化してゆきます。この過程を中国語では「養杯」(yǎngbēi)と言います。日々使っていくうちに、自分だけの味わいのある器へと育てていく、その過程を楽しむわけです。